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女性が出産後の職場復帰を成功させるヒントとは?

女性が出産後の職場復帰を成功させるヒントとは?

制約人材として働く

女性が出産後、職場復帰をして働いていこうとする時には、どうしても制約が生まれてしまいます。キャリアを継続させるために復帰したのに、思うようにいかない、という方も多いのではないでしょうか。

この状況のことを、制約人材と言います。
これは、何等かのハンディキャップを持っており、働く上で制約がある方のことを指します。

例えば残業ができない、呼び出しがあったり、体調不良があったりすることで、そういうものがなかった時と同様の働き方ができない、なんてことがあります。

こういった制約を抱えた方が、働き続けられるような施策をするようにしているのが、両立支援制度になります。今回は、制約人材と両立支援について話をしていきたいと思います。

1 制約人材って何?

制約人材とは、働く上で何らかの制約がある方のことを総称しています。代表的なものが、妊娠・出産・子育て、病気療養(癌など)、親族の介護などがあげられます。

どうしても、残業ができなかったり、保育園等からの呼び出しがあったり、受診や体調不良などで急な休みが発生する場合もあります。その為、仕事の配分で不公平が発生したり、本人も申し訳なさがあったり、急に抜けてもよいような仕事ばかりさせられてしまう、といったようなことがあったり、働くことについて問題点がいくつも挙げられていました。

このブログを読まれている方にも、思い浮かぶことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

私も現在進行形で子育て中ですので、子供が小さい時には、しょっちゅう保育園から連絡があり、有給や病児保育などを使いながら仕事をしており、その大変さを体感していました。

仕事を続けたい、迷惑をかけたくない、という気持ちと、こんなに熱が出るのは、子供に負担がかかっているのだろうか……と、葛藤があった時期もありました。

実際に、妊娠出産を機に、仕事を辞める女性は、約半数ほどいるという報告もあります。

病気療養の方はいかがでしょうか。昔は癌と聞くと、「死」を明確に意識せざるを得ないということもありました。しかし、現在は慢性疾患としての位置づけになりつつあり、治療をしっかり行うことで、社会復帰が十分にかなえられるものであるという状況になってきています。

しかし、癌と聞いて仕事を自ら辞める方も多くいらっしゃいます。

介護については、介護離職といったことが話題になったこともありました。自宅での介護はもちろんのこと、病院に通ったり、介護施設に通って親等の世話をすることになり、仕事との兼ね合いもあり、退職を選択される方が増えたことで使われるようになった言葉です。

特に男性は、制約のない働き方(=従来通りの働き方)ができないのであれば、退職をしようと、決断される方が多いようです。

どの状況にしても、本人の意思と別に、時間等の制約等が生じてしまうことで、働くこと自体に制約が出てしまうという状況になっています。

このような制約には、例えば経済的な事情や、住む場所の問題、能力的な問題など、実際には多くの制約があり、極端に言えば何の制約もないという方の方が少ないと考えています。

2 制約人材が働くために必要なこと

では、このように制約を持つ方々働き続けるためには、どんなことが必要でしょうか。

まずは、周囲の方々の理解が重要です。また、本人も同時に状況を冷静に受け止めていく必要性があります。日本は徐々に制度を整えてきていますが、一番身近な存在である家族や職場のメンバーの理解と協力は何においても勝るものです。

個々に事情が違う、その多様性を受け入れていく機運が高まっていかないと、制度が整備されていたとしても、うまく利用や運用に至らないと考えます。

しかし、これは自助、互助だけで済ませる問題でもないのが現状です。

日本は、現在進行している少子高齢化により働き手不足が懸念されています。その為、定年は後ろ倒しになり、高齢の方が働き続けることを奨励しています。その中で、機運と制度と本人の働く意思があれば継続して働くことができる人が増えるということは、日本全体としての利益にもなります。

その為、健康に働き続けることができるようになるための働き方改革(これは長時間労働を抑制することで、家庭での役割分担をしやすくするための方策でもあります)、制約がある方が働き続けられるようにするための両立支援制度等が徐々に整備されてきています。

3 利用できる両立支援制度

両立支援制度の多くは、厚生労働省が管轄して整備しています。

両立支援制度については、法律で規定されており義務化されているものと、努力義務であるものがあります。また、その組織自体が職員のために独自に整備している内容もあります。その為、支援制度については、自分の所属している組織が何をどこまで整備しているかについてしっかり調べる必要性があります。

特に中小企業では、両立支援制度の整備がまだ進んでいないところも多いと思いますので、場合によっては、あなたの利用が最初の1例目になるなんてこともあるかもしれません。
例えば
 ・妊婦の体調に考慮し、残業や業務内容を軽負荷にする制度-主治医に記載してもらい提出することで取得が可能
 ・双子等の場合には、産前休が8週間前より取得可能
 ・産前休暇については、本人の希望と主治医の許可があれば、予定日6週間前以降も働くことは可能
 ・育児休暇は原則は1歳の誕生日前日までであるが、保育園などが見つからない場合には、延長可能
 ・育児休暇から復帰する場合は、育児時間という制度を使って有給での時短制度が利用可能
 ・3歳まで育児のための時短制度を利用できる(法定では無給)
 ・子の看護休暇
 ・子育てを理由とした業務量の軽減制度
法定の制度でこれだけのものがありますし、制度を整えていくことで、職場そのものが子育て世代にやさしい会社ということで、認定を受けるケースもありますので、そういった会社を予め選んでおくということも選択肢に入ってくるかもしれません。

両立をしなければならない時に、職場や家族と話し合いをしないといけないのは、なかなか大変な作業になるかもしれません。

キャリアコンサルタントは、そのような時に、あなたの伴走する応援団になります。

何かありましたら、是非、協力をさせていただければと思います。


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