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医療従事者主催のメタバースイベントに登壇しました

医療従事者主催のメタバースイベントに登壇しました

医療従事者主催のメタバースイベントに登壇しました

以前、メタバースの登場で、女性のキャリアは変わっていくのか?という記事を書きました。

1 メディカルEXPO メタバスティバル2022とは

メディカルEXPO メタバスティバル2022は、理学療法士が主催しているメタバース上のイベントです。2021年から準備がされており、ここまでにいくつものメタバース上のイベントが開催されていましたが、今回は単発のイベントではなく、複数の登壇者を呼んで開催されるお祭りのようなイベントでした。

参加費も無料で、メタバース上の「ワールド」も、スライドを使った発表ができるように整備されていました。

私はその中で、医療従事者のキャリアについての話をさせていただきました。今まで、多くのオンラインイベントや研修会で運営や登壇者として話をしてきましたが、メタバース上での発表はこれが初めてでした。

その他の登壇者も、医療従事者が担当しており、看護師や理学療法士の方々が思い思いの情報提供を行っています。

参加者の位置が非常に近く、拍手などもできるようになっています。また、かすかにBGMなどが流れ、落ち着いた雰囲気が作られていました。質問は原則メッセージを表示する形で行われていましたので、質問をされる方も、匿名でやりやすかったのではないかな、と思います。

講演者としても、スライドを表示した後は、いつも通りに話をすることができますので、大きなストレスなく、登壇することができました。イヤホンは必須ですが、それ以外に特別に準備することはありませんでしたので、ふろ上がりすっぴんで登壇させていただきました。

既にメタバース上での学会は開催しているところもあります。また、今回のイベントはオキュラスなどのような特別なデバイスは必要なく、PCあるいはスマホがあれば参加可能であることで、非常に手軽に参加できるという特徴がありました。

2 メタバースの欠点

このコロナ禍になり、3年が経過しようとしている中で、オンライン上でのビジネスや、イベントは非常に多種多様になりました。しかし、一方で、オンライン上で今まで行われてきたがために、オフラインの価値も非常に高くなったように思います。

実際に人と人が集まることによって起こることというのは、非常に価値が高いものであり、貴重なものであり、この3年、皆が待ち望んでいたものなのだ、という感覚は皆が持っているのではないでしょうか。

一方で、メタバースについては、没入感を求めると、特別なデバイスが必要になったり、VR酔いといったような症状が出てしまう方がいるなど、一般的に普及を広くしているかというと、そうでもないですし、円安の関係でデバイスの値段が上がっており、よりそのスピードは緩まっていく流れがあります。

没入感を必要としないのであれば、スマホやPCですぐに対応できるものもありますが、そうなると、Zoomや、YouTube、インスタグラム等でのイベントと差別化しにくくなります。つまり、特別な世界観は必要ないから、中身をしっかり見たい、楽しみたいという欲求であれば、メタバースは必要がないということになります。

メタバースの大きな特徴はやはり没入感や臨場感であって、それが必要不可欠な「場」でないと、その効果は得られにくいでしょう。コロナ禍の中では、人と会ったり集まったりすることの代替手段として注目を浴びましたが、実際に集まったりできるようになってくると、それだけでは足りないのだろう、と思います。

3 メタバースに期待すること

とはいっても、Zoomなどとの違いとしての臨場感はあります。例えば、学会会場であれば、様々なブースに移動をして、情報収集や情報交換をしていくのですが、メタバースですと、その臨場感自体を一定程度味わうことが可能です。

移動コストをかけずに、そういった臨場感を一部味わうことができるという点でメリットがあり、少ないながらも需要は残り続けるのではないかと思います。

移動コストは、例えば首都圏から九州、沖縄、北海道等へ往復すれば宿泊費も入れると10万円ちかくかかってしまうこともありますし、移動に半日かかる、なんてこともざらです。
費用と、時間を節約するという意味ではオンラインでのイベント開催は助かる!という人も多いことでしょう。

デバイスの技術革新があれば、もっと広く使われるようになるなどの進化もあるでしょう。

一方、メタバースじゃないとできないこと、ということの登場も期待されるところです。例えば、サッカーの試合の最中に、自分自身がフィールドに立っている感覚を味わえる、とか、野球の試合で、キャッチャーの真後ろに陣取れる、とか、リアルでは絶対に味わえない試合観戦方法なんていうのは、メタバースならではでしょう。

もう一つ、私のようなキャリアコンサルタントの立場で言えば、匿名性が高い状態での臨場感のあるカウンセリングが行える可能性を持っているのもメタバースです。相談者の中には、時間的な余裕がない人や、制約があり、匿名性が高い状態でサービスを受けたいという方もいらっしゃいますので、メタバース内で対応ができることは、サービスを広く提供するという意味では非常に可能性を感じるところです。

今後、メタバースの動きについては注視していきたいところです。

こちらの記事もご覧ください

◎女性のキャリア形成、メタバースで変化する?
◎女性のキャリアとお金の話
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