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女性がキャリアを考える時のたった1つのコツ

女性がキャリアを考える時のたった1つのコツ

女性がキャリアを考える時のたった1つのコツ

「女性がキャリアを考える時に必要なのは、たった一つのコツだけです。」
そう言われたら、「一つしかないの?」となりますよね?

キャリアは、人生と概ね同じで、どんな方もご自身のキャリアをお持ちです。

しかし、キラキラしたキャリアでないといけない、キラキラしたキャリアでなければキャリアではないと考えている方は意外にも多いものです。

個人個人に異なった価値観があるように、個人個人が求めるキャリアがあり、万人が求める一つの形があるわけではないのです。

今回は、女性がキャリアを考える時に必要なたった一つのコツ、についてお話ししたいと思います。

1. 女性のキャリアに最初に必要なものは「自分自身」という現在地

地図を見て目的地までの行き方を考えると時、全ての方がすることが、現在地、つまり、自分が今いるところを確認することです。

現在地がわからない方を迷子、と呼びますよね。

自分が今いるところもわからないのであれば、どこにいけるのかも、目的地にどうやって行ったら良いのかも絶対にわかりません。

その為、まずなんにしても自分を知ることが重要になってきます。

実際に、自分を一番知っているのは自分、でもありますが、自分自身の価値観や感じ方などについて、改めて考える機会は少ない方が多いと思います。

私自身、仲間とやっている小さなサロンでも、様々な方をお呼びして、その方の今までの軌跡をお話していただいているのですが、皆様「こんな風に自分の人生を振り返ったことない。いい機会で、整理ができた」とおっしゃいます。

自分自身で選んできた道であっても、振り返ってみる機会を持っていない方は多いということであると思います。特に、その時点の瞬間的な気持ちや、その時の感情や考えにより選択されたことが、後々自分にどう影響を与えてきたのか、というのは、後になって振り返ってみないとわからないことであると思います。

自分が、どこに軸を持ち、どんなことを感じ、どんなことを楽しく感じ、どんなことを悲しく感じるのか。それにより選んだ未来がどういう形になっていくのか。

日常でそれを意識することが実は難しいのです。

2. 自分自身を理解するツール

では、どのように自分自身を理解すればよいでしょうか。実は、自己理解を深める方法は意外にたくさんあります。

今回は、その中でも有名なものをご紹介します。

RIASEC
キャリア論の重鎮ジョン・L・ホランドの提唱した6角形モデルで、パーソナリティや環境を現実的タイプ(Realistic)、研究的タイプ(Investigative)、芸術的タイプ(Artistic)、社会的タイプ(Social)、企業的タイプ(Enterprising)、慣習タイプ(Conventional)の6つに分けて考える理論になっています。これは、現在VPI職業興味検査等の基本になっている理論になっています。
厚生労働省のHPでも無料で簡易版の検査を受けることができます。

RIASECは、自己のパーソナリティなどについて理解するためのツールですが、例えばフォーマルな検査として、知能検査や性格検査、職業能力の判定など、より「個人の持っている能力や特性」を判定する方法もあります。
Y-G性格検査
VPI職業興味検査
スキルチェック(独立行政法人労働政策研究・研修機構、厚生労働省編職業分類等)

重要であるのは、検査を受けて終了、チェックをして終了ではなく、むしろ、「なぜそのような項目にチェックをしたのか」、「結果を聞いた時にどう思ったのか、どう感じたのか」ということを考えることにあります。

自己理解というものは、手がかりがないと非常に難しい側面がありますので、このような手掛かりがあると、自分について知るきっかけを得ることができます。結果で一喜一憂するのではなく、そこから考えていくことが重要です。

キャリアコンサルティングでは、このような検査を用いることもありますが、大事にしているのは、実施後の「考える」ことで、そこを一緒に取り組んでいくことを大事にしています。

3.行き先について考えてみよう

自己理解が進んできたら、個々で初めて行き先に目を向けてみましょう。

自分自身がどんな価値観や思いを持っているかがわかると、今まで「こういったキャリアがいい」「こういった人生を送りたい」と思っていた理由や、あるいはその考えに変化が起こることがあります。目標が変わることもあるかもしれません。

振り返っていく中で、自分が行きたい方向は、こちらではなかった、ということもあります。

ここで重要なのは、自分自身の価値観等にそって、自分自身の目標設定を行うということです。親のため、家族のための目標でなく、自分のために、その目標を選択できるかどうかが重要です。

もちろん、状況として家族関係の要素から何らかの選択肢を狭めざるを得ない場面があると思いますが、最初からその制限ありきで考えてしまうと、視野が狭くなり、本当は選択できたはずの選択肢を選べなくなることがあります。

行き先についての考え方も、いくつか方法がありますので、また別途ご紹介できればと思います。

4. ゴールにたどり着くための「経路」

現在地がわかり、行き先が決まったら、次はそのための経路を決めていきます。当然ながら、行き方は何通りもあります。

JRで行こうか、私鉄で行こうか、バスで行こうか、自家用車で行こうか。行く方法により、かかる時間も、乗り換え数も、金額も、困難さも変わります。

その時々で選べるものは変わってくることがありますので、無理をせず、自分ができる手段を選んで目的地に向かう必要性があります。

例えば、そのゴールのためには独学で学ぶ、通信講座で学ぶ、大学で学ぶ、企業の中で学ぶ、と4つほど経路があった場合に、経済的に余裕がない場合は、大学などは選びにくい、ということもあると思います。

また、家族の世話をしながらやっていくのであれば、通信講座が自分のペースでできていいかもしれません。

独学は一見いいようですが、達成するのにずいぶん時間がかかってしまいそうです。時間は昨今タイムパフォーマンスという言葉が出てくるほど注目されており、時間を余分に書けることを避ける傾向があるようです。

時間も有限ですから、そういった意味ではコストパフォーマンスは悪いということになるかもしれません。

そういったいくつかの条件等を鑑みて、自分自身が選びやすい方法を選んでいきましょう。

5.女性がキャリアを考える時のたった1つのコツ

ここまで、キャリアを考える考える手順をご説明いたしました。
手順を知れば、キャリアについて自身で考え、行動することができる方も出てきます。

しかし、自分に自信がない、大きな業績を残せていない、と感じて、その行動を起こすのにためらう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、女性がキャリアを考える時のたった1つのコツについてお伝えします。

そのコツとは、「自分軸」を持っているか、です。

気にしている仕事の成果や、業績は、全て自分以外の誰かが下した評価ではありませんか?

他人の評価で、自分自身の現在地が目的地から不当に遠いと思っていらっしゃる方は実はすごく多いのです。

目的地にはつけないと思っていらっしゃる方もいると思います。

しかし、冒頭で述べたように、キャリアは自分自身の人生ですから、評価をするのはご自身なのです。自分はどう思うか、自分はどうしたら幸せだと思えるのか、自分は何を大事にしてきたのか、ということを他人の評価を気にせずに、自分自身で決めてはいかがでしょうか。

そうすることで、思いのほか、気持ちが軽くなっていくことを実感できると思います。

もちろん、転職をする際だったり、給与が決まっていく過程の中では、他人の評価が影響します。しかし、行き先については自分自身で選んでいいですし、他人の評価は意味を成さないのです。

「〇〇っていう業界って、しんどいんだって」「△△なんて、稼げないでしょ?」という評価だけで、自分自身がやりたいことをやらない選択が、果たして幸せなのだろうか?ということです。

いかがでしたでしょうか。
キャリアコンサルタントは、このように皆さんがゴールに向かっていけるように、一緒に伴走する「ナビ」のようなものです。

そして、皆さんが「自分軸」を探し当てるお手伝いもさせていただきたいと思っています。

maruzonoでは、オンライン相談を通して、そのお手伝いをできたらと考えています。

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