Blog
ブログ

女性のキャリアを成長させるために必要な仕事術

女性のキャリアを成長させるために必要な仕事術

女性のキャリアを成長させるために必要な仕事術

現在は、女性も妊娠出産、育児中であっても、仕事を続け、様々なキャリアを積み上げていくことが徐々に一般的になって来ました。

まだまだ、その環境がすべて整備されているわけではありませんし、男女共にずっと育ってきた価値観があるので、すぐには払しょくされないでしょうが、確実にその歩みを進めていると言えると思います。

そうなってくると、どうやったら社会の中で信頼を勝ち得てよい仕事を継続していけるか、ということについて関心が増えてくるのではないでしょうか。

責任ある仕事を任せてもらえて、例えライフイベントがあったとしても、仕事を継続できたり、仕事を変える時にも有利に転職活動ができるようにしたいというのは、誰しもが一度は願うことなのではないでしょうか。

今回は、その為に必要な仕事術を4つご紹介します。一つでもよいので、これから取り入れていただければ幸いです。

1 メールの返信はとにかく早く!

一つ目にメールでの返信を早く、こまめに行うというものがあります。テレワークが普及したり、仕事先との連絡がメール連絡で行われる場合も増えてきています。場合によってはSlackなどのビジネスチャットなども使われています。

例えば、皆さんが取引先の方とのミーティングの場で、いろいろと質問をされたとしましょう。その時に、すぐに返答できる回答があるものと、そうでないものが混ざっていることはよくあることなのではないでしょうか。

その時に、皆さんはどのように対応されますか?

おそらく、回答できるものはその場で回答し、その後持ち帰って情報を再度収集し、回答します、と答えるのが普通なのではないでしょうか。

返信の時間を気にせず、自分のペースで返信できるのは非常に便利なところですが、相手に見えない分、相手はメールを読んでくれているのかどうか、いつ返事が返ってくるのかどうかなど、不安に思っているものです。

仕事をしていく中で、相手に不安な気持ちを持たせてしまうのは、得策ではありません。

その為、メールの返信は、基本的にできるだけ早めに行い、相手に安心感を与えることが、コミュニケーションを安定させるために重要な要素になってきます。

すぐに連絡できるものはして、すぐに内容について十分な情報を返せない場合は、調べて再送します、や、〇日までに再送します、という返信だけでもよいと思います。

返信内容としては不十分でも、分かっている情報だけでも相手に渡すということは、二度手間に感じたり、相手へのメール連絡が多くなってしまうことを危惧してされない方もいらっしゃると思います。しかし、メールを開いた時に十分な時間が取れ、すぐに調べたり回答を考えていくことができる場合を除いては、こちらの進捗状況が分かるようにしておくことは、メールを送信した側として安心できる情報になります。

2 提出期限は前倒しして

また、依頼された仕事は機嫌があることがほとんどだと思いますが、その期限についても、できるだけ前倒しで行って提出します。

期限ぎりぎりまで使って自分としては完璧に仕上げて提出する、という方も多いと思いますが、期限ぎりぎりに提出して、大幅な変更が必要になったり、相手の求めているものがそもそも違うなんてこともあります。そのような時には、その期限ぎりぎりにやっていたことが、却って仇になってしまう場合があります。

0から90%まで仕上げることと、90%から100%に仕上げていくことの労力は同じだという90対90の法則というのがあります。

そうなると、まずは期限より前に一度提出し、フィードバックを受けた方が、方向性に間違いがないかを確認できますし、修正が必要になった場合でも、対応する時間が残されているということになります。

どうしても、途中経過をみせることを嫌がる方もいらっしゃいますし、そのような状態をみせることは、自分の不利益になると思っていらっしゃる方もいらっしゃいます。しかし、仕事は相手の要望や期待度に答えてみせることであり、それは、例えば顧客の満足度や、製品の完成度などの成果であると思います。しかし、途中経過をみせたくない人の仕事のゴールは、「自分の評価」になってしまっている場合があるのです。

そうすると、取引先や上司と自分のゴールが違う、ということになってしまいますので、必然的に、あなたの評価はより低くなってしまうのです。

取引先や上司からは、そのような行動は「一緒に仕事をして目標達成する」という方向性とは違ってしまっているからです。

  なので、まずは設定された日程や期限の7-8割前倒しした日程を自分の中でのゴールとして、その時点で1度、フィードバックをもらえるように業務調整を行ってみましょう。その残りで、修正をかければ、よりゴールに近い成果物が出てくるはずです。

3 自分の仕事を抱え込まずに共有する

自分自身の仕事は、責任を取って全うし、他の人に迷惑をかけたくないと思う方は多いと思います。

特に、育児休暇等から復帰し、他の人に迷惑をかけている……と感じている真面目な方であれば寄り顕著にそのように仕事に対しての責任を重く受け取っている人が多いと思います。

そのような場合に、自分自身の仕事を自分だけで終わらせて他の人に迷惑が掛からないように……と考える方が多いのですが、実は、これは改善した方が良い部分ということが判っています。

どのようなことかというと、働くママたちを取り囲んでいるその他の職員・スタッフの考えていることは、まるで逆で「急な休み、急な早退があるのはしょうがないから、フォローに入りやすいようにしておいてほしい」という意見が多いのです。

つまり、「手伝わなくて済むようにしておいてほしい」ではなく、「手伝いやすくしといてほしい」なんですね。

真面目な方こそ、陥る盲点なのではないかと思います。

例えば、子供を育てていると、前日までは何ともなかったのに、夜熱が出て翌日も続いてしまう、なんてことはよくあることだと思います。

そうなると、できるだけ仕事を可視化し、共有しておくことで、残されたフォローをする方々も、スムーズに仕事ができます。

  何がどこまで終わっているのか、何をすればいいのかをつかむところからしなければいけないのと、すぐにフォローする範囲が判っているのでは、負担感はまるで違うのです。

4 早めにロールモデルやメンターを見つけて

現在の社会は多様化し、様々な価値観や働き方、キャリアというものが出てきています。その為、画一的な価値観によりロールモデルが決まっていた昔よりも、はるかに「わかりづらい」時代になっています。

昔であれば、女性は20歳代のうちに結婚し、会社を辞め、妊娠、出産し、子育てをしながら家庭を守る、なんてキャリアパスは王道中の王道だったと思います。私も、自分自身が小さい頃は、自営業のお宅以外は、専業主婦のいる家庭が当たり前の時代でした。

しかし、今はどうでしょうか。特に都市部では、高い物価等もあいまって、専業主婦がいるシングルインカムの家と、ダブルインカムの家との割合が大きく変わってきています。

そういった変化は、VUCAの時代である現代ならでは、というとになると思いますが、そうなると、今後の自分自身の今後を考える時の指標になるような人がいない不安定感も出てきてしまうことになるでしょう。

そのような時に、ロールモデルやメンターになる人に出会えることは非常に心強く感じるでしょう。

身近にそういった人がいないという方、これといった心当たりがない方は、身近な人の「良いところ」をつなぎ合わせて作ってもよいのです。

例えば、Aさんのこういったところがいいところ、Bさんのこういったところは真似したい、といったような具合です。

そうすることで、自分自身がどんなことに価値を置いているのか、そういった理想に向かってどのような努力が必要なのかということも、自覚できるようになるのではないかと思います。

こちらの記事もご覧ください

◎「働かないおじさん」に潜む「働くためのモチベーション」-キャリア形成に必要な軸の定め方に潜むワナ‐
◎「働かないおじさん」に潜む「働くためのモチベーション」-キャリア形成に必要な軸の定め方に潜むワナ‐
◎ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用、キャリアを考える時に有利なのはどっち?

ブログ一覧

Contact
お問い合わせ

お問い合わせはメールにてお受けいたします。